こんな感じの4年間が続くんだなぁの話。

「心細い話。」「仲良し人事⁉職員が不憫だなぁと感じた話。」の続きのお話です。

10日の本会議にて、八尾市の監査委員を1名増やす条例改正案が賛成多数で可決をされてしまいました。

議長を除く、27名の議員のうち反対したのは、「大阪維新の会」3名と無所属1名の計4名だけでした

市の監査委員を増やす主な理由1

・下水道事業会計の地方公営企業法の一部適用による財務事務の高度化。

本年の4月から下水道事業の一部適用は始まっていますが、それによる財務事務の高度化と監査委員を増員することと、どう関係あるのでしょうか?本当に高度化に対応する人材が必要ならば、どの分野の人材を確保しようとしているのかを明確に示せるはずなのに、「決まっていない、これから探す」では、説得力がなさすぎます。


数年前より、下水道事業の一部適用の話はあり、当時私は、現職議員でしたが、一部適応を理由に監査委員を増員するような話は一切ありませんでした。無視されていたのであれば、別ですけど。


また、すでに数年前より、病院事業会計は地方公営企業法の全部適用となっていますが、大きな問題もなく、業務を行っておられます。

市の監査委員を増やす主な理由2

・中核市移行に伴う権限移譲により、行政事務が広範囲となり多様化する。

これまでも権限移譲はありましたが、職員で対応をされ、現在も業務は行っておられます。また、その時も、権限移譲の伴う事務量の増加に対応するための職員体制ついて議論はありましたが、監査委員を増員してはどうか、といったような議論は一切ありませんでした。

行政事務が広範囲となり多様化するという理由で、監査委員を増員する事にはならないと思います。また、中核市に移行する時期は平成30年4月からと、答弁されていましたが、今から移行の準備を始めるなかで、監査委員に何をしてもらうのでしょうか?

「法的な観点」で云々といった答弁もありましたが、現在4名いる市の顧問弁護士に相談できないのでしょうか?

市の監査委員を増やす主な理由3】

・住民監査請求が増加する可能性があるため。

市民が市政に関心を持たれることは、大変良いこととは思いますが、監査請求がどんどん増えていくほど、現在の八尾市は市民から信用・信頼されていないのでしょうか?それほど、八尾市の職員は頼りないのでしょうか?決してそうではないと私は思いますが。

以前にも書きましたが、ここ数年の監査請求は年に1本です。私が監査委員の時の平成18年度は、ある団体が事件を起こした事に関連しての監査請求が8本ありましたが、対応はできました。

そのような状況でも、当時の監査委員や事務局職員、一般職員などの方々からは、誰一人として「監査委員を増員してほしい」との声はありませんでした。

今回、市が提案理由を説明する際に、「監査委員からもご意見を伺っている」との事でしたが、どのようなご意見だったのか、聞きたかったのですが、質疑等も無く、最後まで聞くことが叶いませんでした、残念です。

ぜひとも、監査委員や事務局職員、一般職員の方々の本心を聞かせてほしいです。本当に増員する事が必要と考えておられるのか?公の場では、市の説明と同様の事しか言えないと思いますのが、心に秘めておくのは身体にも悪いですので、もしよければ、ご連絡下さい。

まとめます。

そもそも監査というのは、独立した機関であり、一般の職員(業務)とは違うのです。

市長に与えられている権限とはいえ、今回のような市長のトップダウンでの提案には、違和感を覚えます。独立している監査から「どうしても現在の体制では、この先、監査機能を果たせない」といったような意見があったのならば別ですが、現在の監査委員がそのようような思いであるとは、到底考えられません。

今回の提案理由である「監査機能の充実」。これは、誰もが思うところであり、当然です。

しかし、「監査機能の充実」を掲げるだけで、具体的にどの部分の監査機能が欠けていて、強化するための識見が弁護士なのか、公認会計士なのか、税理士なのか、それ以外の識見なのかが明確に全く示されず、「これから考えます」との答弁。

理由といえば「財務事務の高度化」「行政事務の広範囲、多様化」。しかし、これらに対応するのは、職員であり、監査委員の業務ではありません。

言い換えれば、現在の職員体制では、今後の対応が出来ないと明確に示されたのです。

もし、本当にそうであるならば、監査委員ではなく、強化しなければならない部分を明確にし、その部分の能力に長けている方、例えば国や府、すでに中核市に移行した市などの職員などに直ちに八尾市へ出向してもらうべきです。または、民間などの機関や団体などに委託することも出来ます。そうしなければ、市民に迷惑をかけることになります。

また、改選後に現市長が、議会選出の監査委員の数を2名から1名に減らしてほしい、個々の議員に要請されていたように仄聞しています。(現在の監査委員の数は、市職員OB・公認会計士・議員2の計4名)

中途半端な「根回し」ではなく、議会に要請をされるなら、正式に議長に対して申し入れをされるべきです。おそらく、個々に「根回し」をされた時期は、改選後間もなくだったので、議長などの役職がまだ決まっていなかったためだと思いますが、5月19日には議長が決定をされています。丁寧に議会と協議することをなぜ、選択しなかったのでしょう。

「執行部と議会は車の両輪」とよく言われてますが、選挙が終わり、議長などが選任されるまで(議長以下、議会のあらゆる役職を決定するために、各会派の代表者が協議を行います)のわずか3週間の期間をなぜ、待てなかったのでしょうか?おそらく、このままでは、議員から2名の監査委員を選出しなくてはならないため、新たな委員を選任できるよう、議会の枠を1つ、減らしたかったのだと思いますが。

しかし、委員会の中では「議会選出の監査委員の役割は非常に重要」という旨の答弁があり、減らしたいのか、何がしたいのかが理解に苦しみます。

そのような中での今回の監査委員枠を1つ増やす提案です。詳細な中身もなく、「監査機能の充実」といった、漠然としたそれらしい理由での説明。

なぜ、そこまで急ぐのか?直ちに監査委員を増やさなければ、市の業務などに支障が出るところまで切迫しているとは、到底思えません。それとも、監査委員の増員に関して、誰かと何かの約束でもあるのか?と疑いたくなります。

などなど、思うところは尽きませんが、今回の提案が可決となった事は、非常に残念でした。委員会においてもほとんど議論が無かったこともです。

共産党については、ご丁寧に賛成討論までしてました。ため息がでます。「監査機能を充実することは良い事」らしいです。このような考え方が、議員定数でも出てくるのでしょうね。「チェック機能が充実することは良い事。多ければ多いほうが良い」と。

市民クラブ(民主党系)所属のある議員においては、「諸手を挙げて賛成!!」とまで言ってました。価値観が違いすぎます。

ちなみに全国で800弱の市があり、そのうち政令市が20市、中核市が45市あります。その中で、5名の監査委員を選任しているのは、1市だけです。

人口が372万人ある横浜市です。これで、人口が28万人の八尾市が横浜市と肩を並べることが出来ました。(ちなみに、横浜市の議員定数は86名です)

八尾市の職員さんは、今回、この提案が可決になった事や、今定例会を通じて、どのように感じておられるのでしょうか。是非とも、ご意見をお聞かせください。

長々と書きましたが、このブログを最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

賛否両論、様々あるとは思いますが、

私は、今後も着飾るだけの施策が続き、個人商店化となっていく、八尾市政の姿が脳裏に浮かびます。

そして、執行部と議会の関係についてもこれまでと同様、こんな感じでこの4年間が過ぎていくのだなぁと強く感じました。

大松の遠吠えでした。

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